学生時代は健康だけが取り柄で、どれだけバイトに打ち込んでも、どれだけ飲み明かしても、賞味期限の切れた食べ物を食べても、とにかく健康だった私が、毎月謎の高熱にうなされるようになりました。
そんなこんなで転勤してから半年後、また上司との面談時、“あのさ~、お願いがあるんだけど、また辞令が出てさ~。何度も申し訳ないけどまた本社戻ってくれない?あそこのチーム人が足りないみたいだから。ごめんね。”とまたもやあっけない一言。
人の人生をなんだと思っているんだと、とても悔しくなり泣いて帰ったのを思い出します。
毎回の異動は私のスキルアップや適性を考慮した上でのことではなく、ただ人が足りないから行ってくれとのこと。
今では第二新卒枠という一度社会人経験を積んだ20代半ばの人を積極的に採用する会社も増えていましたが、日本の会社ではとりあえず3年の文化が根強く残っています。これを機に転職することも本気で考えたのですが、この会社に務めながら就職活動をする時間は確保できず、もう2度目の転勤だからしばらく転勤はないだろう、もうちょっとだけ頑張ろうと、転勤を承諾しました。
今考えると、もうこの辺りから私の思考はおかしくなり始めていたんだと思います。
次に送り込まれた先は、以前よりもさらに忙しい部署でした。
比較的社員層は若かったのですが、若者のいきいきとした感じは全くなく、みんな死に物狂いでパソコンに張り付き、見ていてぞっとしました。姫路の弁護士で労務相談にのってくれる窓口があればいいのですが…。